大阪府摂津市千里丘2-10-2

ひろ歯科は1996年開業、来年で25周年を迎える地域密着型歯科医院です。

開業当初より、低侵襲治療(なるべくやりすぎないで結果を出す技術)であるレーザー歯科治療のパイオニアとして全国で普及活動を行い4年前より治療精度を高める歯科用マイクロスコープを導入し、日々研鑽の毎日です。

しかし、レーザーやマイクロスコープでどれだけ精度のよい治療を心がけても、自然治癒力がほとんど備わっていない歯は、その後の見守り概念である予防医療がなければ長持ちいたしません。そこで、低侵襲治療と定期健診、当院でのメインテナンスケアはセットであるという考えを患者さんにお伝えし、地域に普及させてきました。

そして2020年、誰もが予想し得なかったコロナウィルス感染症の世界的な蔓延が始まりました。
当院でも緊急事態宣言発令の4月、5月は感染拡大防止を優先し、不要不急と認識されたメインテナンスケアはなるべく自粛という方針を取りました。

しかし特に高齢の患者さんの中には、メインテナンスケアが受けられず、歯や歯周病が悪くなられる方々が多くおられました。現在は、感染予防対策に努めながら通常診療に戻っておりますが、今後これをきっかけに、歯科医院の役割もアフターコロナに向けて変化しなければならないと考えています。

それは『患者さん自身によるオーラルセルフケア支援』です。
以下の表は、ご自身でのセルフケアと歯科医院で行うプロケア1年間の時間比較です。


2020062606005740965.png

この表でわかることは、セルフケアの毎日朝昼晩の歯磨き55時間に対してプロケアは3時間しかないということです。いかに医院内のプロケアを強化したところで、行き届いたセルフケアにはかないません。

そしていままでこのセルフケアの部分に対して、我々はライオンやサンスターのような大きな企業や市町村の健診事業に役割負担させてきました。しかしセルフケアの仕方は、国民の皆様に一律でうまくいくわけではなく、その人にあったハブラシや補助道具を歯科医院で処方し、ケアの仕方を伝えることが成功の近道なのです。

ひろ歯科では今後、患者さん自身によるプロケアに近いセルフケアの実践を目標に様々な取り組みを行います!